こんにちは、パパベアです。
前回の記事で、40代の私が「教育費・住宅ローン・老後資金」のトリプルパンチに怯え、新NISAを始めた理由をお話ししました。
しかし、ここで一つの大きな壁にぶち当たります。
「新NISAが最強の武器なのは分かった。でも、毎月投資に回すお金なんてどこにあるの?」ということです。
毎月の給料は生活費とローンの返済でカツカツ。これ以上、節約する余裕なんてありません。そこで私が目をつけたのが、家計簿の中で長年「聖域」として触れずにいた、あの固定費でした。
タイトルにある通り、私は毎月合計「6万円」以上支払っていた保険をすべて見直し、解約し、その浮いたお金をそのまま新NISAに全振りするという、大バクチのような決断を下しました。
今回は、私がどうやって月6万円もの保険を解約し、新NISAの投資資金を「錬金」したのか。その生々しい舞台裏をすべてお話しします。
過去の私を守ってくれた保険。でも40代、役割が変わった
「月6万円って、さすがに掛けすぎでしょ!」と思うかもしれません。でも、当時の私にとっては、家族を守るために本気で必要だと思って選んだ、大切な安心の形でした。
わが家が払っていた保険料は、毎月約6万6千円。当時の私が加入していた内訳はこうでした。
- 終身ドル建て(教育資金目的):3万円 …10年間払込
- 医療保険(夫婦):2万5千円 …65歳まで払込
- 収入保障(夫婦):1万円 …65歳まで払込
- 子ども共済:1千円
これらは決して無駄なものではありませんでした。右も左も分からず、ただ「家族に何かあったらどうしよう」と不安だった30代の私を、精神的に支えてくれたのは間違いなくこれらの保険です。当時は銀行の金利も低く、これが我が家のベストな選択肢だと思っていました。
しかし、40代になり、子供も大きくなってきて、新NISAという「税金がかからない新しい仕組み」が登場した今、私は気づいたのです。
「保険の役割は『万が一の保障』。お金を『増やす』のは新NISA。それぞれの得意分野に分けてあげた方が、今の我が家はもっと身軽になれるんじゃないか」と。
これまでは、1つの保険に「保障」と「貯蓄」の両方を欲張って詰め込みすぎていたため、毎月の保険料が6万円という巨大な数字に膨れ上がっていました。
保険会社さんが悪いわけではありません。ただ、私のライフステージが変わり、より効率的なお金の置き場所(新NISA)ができた。だからこそ、保険には「本来の役割である『掛け捨てのシンプルな保障』」だけを残し、貯蓄の役割は新NISAへバトンタッチすることに決めたのです。
公的保障をきちんと調べたら「思っていたより守られていた」
これは良い機会だと思い、公的保障について調べてみました。
- 高額療養費制度
- 傷病手当金
- 遺族年金
- 障害年金
これらを具体的な数字で見ていくと、
「民間保険で二重三重に守りすぎていたな…」
という感覚が強くなりました。
もちろん、
保険がいらないという話ではありません。
ただ、
- 「なんとなく不安だから」
- 「営業さんに勧められたから」
という理由で積み上がっていた保険料が、
家計の“未来の余白”をかなり削っていたのは事実でした。
思い切って“ほぼ全部解約”という決断
夫婦で何度も話し合い、最終的に出した答えはシンプルでした。
保険は共済にだけ加入して、あとは全部解約する。
- 共済:夫婦各2,000円、子供1,000円(合計5,000円)
- 浮いたお金:約6万円
→ 新NISAの積立に全振り

もちろん、迷いはありました…
「教育資金用の保険を途中で解約したら多少マイナスがでちゃうな…」
「もし保険を解約した直後に病気になったら…」
「医療保険を外して老後大丈夫かな…」
「収入保障をやめるのはリスクじゃない?」
でも、私たちが選んだのは、
“保険で守る”より、“資産で守る”という生き方。
この価値観にしっくりきたからです。
そして、保険を解約して、毎月6万円が浮きました。
ここで一番やってはいけないのは、
「なんとなく生活費が楽になったから、そのまま使ってしまうこと」
です。
なので、夫婦で最初に決めたルールはこれでした。
「浮いた6万円は“なかったお金”として、全額を新NISAに回す」
- 夫:3万円
- 妻:3万円
夫婦それぞれの名義で、新NISAをスタートさせる。
これを“新しい固定費”として組み込むことにしました。



老後までの期間も長くないし、投資を始めるなら1日でも早いほうが良い。もう迷ってる時間はない!
毎月口座から「消えるお金」が、自分の未来に「積み上がるお金」に変わるということ
すべての解約手続きが完了し、保険の整理が終わった日の夜、私は自宅のダイニングテーブルで深い深呼吸をしました。その時、胸の奥から湧き上がってきたのは、これまでに味わったことのないような「圧倒的な心の軽さ」でした。
毎月6万円。年間にして72万円。40代の我が家にとって、この金額が毎月、半ば強制的に口座から引き落とされ続けるプレッシャーは、自覚していた以上に大きな心の重荷になっていたのです。「今月もまた6万円が消えていく…」という、毎月やってくるあのジワジワとした閉塞感。
しかし、今回の見直しによって、そのお金の「景色」が180度変わりました。
これまでの保険料は、良くも悪くも、払った瞬間に我が家の手元からは一度「見えなくなるお金(消えるお金)」でした。万が一の安心を買っているとはいえ、毎月の通帳の数字が減っていくのを見るのは、どこか寂しい気持ちがあったのも事実です。
それがこれからは、毎月6万円という原資がそのまま、自分の「新NISA口座」という、いつでも中身を確認できる「自分専用の資産の箱」の中にスライドしていくだけになります。
支払う金額は1円も変わっていません。家計が苦しくなったわけでもありません。
それなのに、お金が向かう先を「保険会社」から「自分の投資口座」に変えただけで、毎月の家計簿を見るワクワク感が全く別物になったのです。
「今月も家族のために6万円を積み上げられた」
「この6万円が、世界中の経済の成長に乗って、10年後、20年後の我が家を支える大きな雪だるまになっていくんだ」
毎月「削られていく」というネガティブな感覚が、毎月「未来への資産が強固に積み上がっていく」というポジティブな期待へと完全に塗り替わりました。
この「自分で自分のお金をコントロールしている」という全能感と精神的な安定こそが、保険を身軽にして新NISAへバトンタッチした私が手に入れた、最も価値のある収穫だったのかもしれません。
もちろん「保険はすべて不要」と言いたいわけではありません
ここまで「保険を解約して新NISAへ全振りした」とお話ししてきましたが、決して「保険なんてこの世からすべて無くなればいい」とか、「保険に入るのは無駄だ」と言いたいわけではありません。それは絶対に誤解しないでいただきたいのです。
40代という年齢は、20代の頃とは違い、健康上のリスクや家族への責任の重さが全く異なります。もし今、何の備えもなしに大病を患ったり、万が一のことが起きたりすれば、新NISAで資産を育てる前にわが家の家計は一瞬で破綻してしまいます。
保険という仕組みは、自分一人では到底抱えきれないような「めったに起きないけれど、もし起きたら人生が終わってしまうほどの巨大なリスク」に全員で備える、素晴らしい発明です。
私が今回行ったのは、保険を敵視してすべて捨てることではなく、「我が家にとって、本当に必要な保険の適正量(サイズ)」を見極めただけなのです。
かつての私は、「安心したいから」という漠然とした理由で、起きるかどうかもわからない小さなリスクにまで、高額な特約を何層にも重ねていました。そして「ついでにお金も増えたらいいな」と、保険に貯蓄の役割まで欲張って持たせていたのです。
今の私には、新NISAという「お金を増やすための最強のエンジン」があります。
であれば、保険には本来の役割である「万が一のときの盾(保障)」だけに集中してもらい、身軽になってもらう。
「貯蓄は新NISAに任せ、保険は守りに徹する」この2つの役割分担を綺麗にセパレートしたからこそ、掛け捨ての本当に必要なお守りだけを残し、残りの予算をすべて新NISAへ回すという合理的な決断ができたのです。
最後に
今回は、40代の私が長年手をつけられずにいた「月6万円の保険」を見直し、その原資をすべて新NISAに全振りしたリアルな体験談をお話ししてきました。
今回の見直しは、あくまでわが家の価値観に合った選択です。
ちょっと極端な選択だったかもしれません。
最後に、この記事で一番伝えたかったことを3つにまとめます。
・保険は「万が一の保障」、投資は「新NISA」と役割をきっぱり分けること
・40代だからこそ、掛け捨ての「本当に必要な守り」は絶対に手放さないこと
・浮いた固定費をそのままスライドさせれば、生活レベルを落とさずに投資資金が作れること
手続きをしている最中は、「長年続けてきた保険をやめて本当に大丈夫か」「損をするんじゃないか」と、何度も足がすくみそうになりました。40代からのリスタートには、若い頃とは違う特有の怖さがあるのも事実です。
でも、あのまま思考停止して毎月6万円をなんとなく支払い続けていたら、私は一生「お金がない、投資に回す余裕なんてない」と言い訳を続け、大きな不安に怯える毎日のままでした。
一歩を踏み出し、我が家の家計のサイズに合わせた「お守り」だけを残した今。
毎月、自分の未来のために確実に資産が積み上がっていく新NISAの画面を見るたびに、あのとき勇気を出して見直して本当に本当によかったと、心の底から実感しています。
もしあなたが今、「新NISAを始めたいけれど、毎月の家計がカツカツで投資に回すお金が1円もない…」と悩んでいるなら。
どうか諦めないでください。新しく過酷な節約を始める必要はありません。まずは引き出しの奥にある保険証券を取り出して、中身をじっくり眺めてみることから始めてみませんか?
自分一人で判断するのが怖ければ、一度お金のプロ(FP)に相談してみるのもおすすめです。客観的な数字で見直しのポイントを教えてもらうだけで、驚くほど視界がクリアになるはずです。
10年後、20年後のあなたが、今日のあなたの決断を見て「あのとき、重い腰を上げて固定費を見直してくれてありがとう」と笑顔で感謝してくれる。そんな安心できる未来を、ここから一緒に作っていきましょう!
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。



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